日常会話とビジネス英語のよくある勘違い

「あなた、英語できる？」

こう聞かれたら、以下のように答える人が結構いる。

「うーん、日常会話ぐらいなら」

こういう人の英語であれば、少し勉強すれば

いけそうな気がしませんか？

逆に、

「仕事で英語使ってますよ。」

こういう人がいたらどう思うだろう。

「英語ペラペラの人だ！すごい！！」

おそらくこう思うだろう。

僕は、学生時代に海外留学の経験をさせてもらい、

それが縁で卒業後に海外のチームと仕事をしていた時期があります。

※いまはたまにしか使いませんが

日本人の中ではおそらくかなり英語出来るほうだと思いますが、

そんな僕をもってしても日常会話って難しいです。

逆に、ビジネス英語はものすごい簡単です。

世間一般の印象とは真逆なんですよね。

もう一度言います。

ビジネス英語はものすごく簡単です。

話を進める前に、日常会話の定義から始めましょう。

おそらく日常会話で普通の人が思い浮かべることって、

海外旅行先のレストランでオーダーしたりとか、

写真撮ってくれとか、そういう類のものをイメージしていると

思うんですが、日常会話ってもっと幅広いですよ。

身もふたもない事を言えば、この世の全てのモノや事象については

日常会話のテーマになる可能性があります。

たとえば、日本食について。

この魚はなに？と聞かれてぱっと説明出来るでしょうか。

穴子とかならなんとか"eel"だよ、と返せますが、

大半の魚を英語でなんていうか正直知りません。笑

海外の友達と寿司とか食べにいったらもう大変です。

なに聞かれるか怖くて、寿司なんか味わってるヒマありません。笑

日常会話ってこういうことです。

極端な話、シェークスピアとか好きな人にそういう話を

ふられたら、何食わぬ顔して話合わせるという高度なスキルが求められます。

もちろん、シェークスピア知らなかったらそう伝えればいいんですが、

寿司について興味があるのに曖昧な説明しかされずにあしらわれたら、

あまりいい気持ちはしないでしょう。

一方、ビジネスの時に話す英語はどうでしょうか。

日常会話と違い、ビジネスにおける英語はとてもシンプルです。

•どうやって金を稼ぐか

•どうやってプロジェクトを進めるか

あえて2つに分けましたが、ようするにビジネスを

するための英語です。

トピックも仕事に関する話のみです。

貿易なら貿易、アプリならアプリ、農業なら農業の

専門的な単語を覚えて、あとは中3で習う英文法が

軽く頭に入っていれば、最低限の会話は成り立ちます。

あとは、場慣れしていく中でオシャレな言い回しや

相手を敬う言葉遣いなどを身につけていけば、

ビジネス英語としては合格点です。

シェークスピアなんか1秒も勉強しなくていいんですよ。笑

ビジネス英語難しい、、、と嘆いている方は、

とりあえずがんばって英語を勉強し、

海外のクライアント、およびパートナーの信頼を勝ち取り、

プロジェクトうまくいったという口実で一緒に飲みにでもいってみてください。

飲みの席では当然ビジネス以外の話にもなるので、

そこでいかに日常会話が難しいのか身にしみて分かるはずです。笑

英語の勉強法などはまとめて書いていきたいと思います。