人生を科学する日記

僕は科学的に証明されたものしか信じない

アムウェイと僕のこれまでとこれから(3) 〜ディストリビューターの付加価値とは〜

アムウェイと僕のこれまでとこれから(1) 〜安室さんとの出会い〜 - 甘辛日記

アムウェイと僕のこれまでとこれから(2) 〜超一流に会いまくれ!〜 - 甘辛日記

 

アムウェイのビジネススキームを調べると、初めて聞く人には

少しややこしいと感じるだろう。

 

xn--cckefe7z.net

 

上記のリンクが比較的簡潔にまとまっていたので、

興味のある方は見ておいてほしい。

ただ、僕はここで●●円売ったら自分にxx円入ってきて、

といった細かい話をするつもりはない。

もっと本質的な話をしようと思う。

 

ずばり、ディストリビューターの価値だ。

 

前回の記事

アムウェイと僕のこれまでとこれから(2) 〜超一流に会いまくれ!〜 - 甘辛日記

の最後で触れたように、大半のディストリビューターはビジネスの本質を

わからずにアムウェイをやっている気がしてならない。

というか、あのアフターパーティーの様子を鑑みるに、

おそらく分かっていない。

 

「今年中にこれぐらい稼ぎたい」

「両親にもアムウェイをやらせたい」

 

様々な夢や目標をアフターパーティーの場でみんなが

語っていたが、全て主語が「私」だった。

そこに言いようのない違和感を感じなければ、

彼らはビジネスをしているのではなく、ただの子供のわがままだ。

大前提として、ビジネスは他人に価値を提供して初めてお返しとして

対価(主にお金)をいただける。

稼ぎたい気持ちより先に、どうやったら目の前の人に貢献出来るかを

全力で考えなければいけない。

しかし、残念ながら今までにお会いしたディストリビューターの大半が、

いわゆる"Me first"の思考でビジネスをしていた。

そうではなく、いつだって"You first"だ。

 

 GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

 

上記の本にも書かれているが、Takerはうまくやれば

短期的に利益を得ることは十分可能だ。

しかし、人からの信用はないので長期的に成功することは

ほぼあり得ない。

一方、Giverは序盤こそ損益を出す可能性もあるが、

やればやるほど人からの信用が雪だるま式に増えていくため、

最後に成功する可能性が高い。

アムウェイはいうまでもなく対人ビジネスであり、

人の信用が全てだ。

いくら稼ぐといった自分本位の目標を立てるよりも、

目の前の人をどうやって幸せにするかを考えた方が

よほど有益なのだ。

 

こう書くと、人の信用さえ得られればアムウェイは成功出来ると

いったニュアンスになってしまうが、もちろんそれだけでは成功出来ない。

 

そもそも、なぜアムウェイディストリビューターという

システムを採用しているかに注目してみよう。

みなさんは、もしアムウェイの社長だったらどうするだろう?

アムウェイは、いわば商品を作る生産者だ。(※厳密には他社ブランドのOEM)

しかし、作るだけではダメで売り込まなければならない。

そこで、社長はじめ経営陣は売り込み戦略を練ることになる。

ディストリビューターが発揮すべき価値はまさにここだ。

 

ここで考えてほしい。

ディストリビューターというのは一般人の集まりで、

決して販促に長けた集団ではない。

普通の会社であれば、商品を作ったらより売り込みのうまい

小売店に卸すのが常だが、アムウェイはそうではない。

Amazonなんかに卸せば、彼らのネットワークを使って

世界中に商品を売れるにも関わらず、

アムウェイディストリビューターに販売を一任している。

一見非効率に見えるが、これにはアムウェイの会社理念が

影響している。

 

「成功を望む全ての人々にその機会を提供したい」

 

もしアムウェイAmazonに商品を卸したらどうなるだろう?

そしたらみんな安くて便利なAmazonから買うようになる。

この場合、ディストリビューターは果たして必要だろうか。

いてもいなくても売上へのインパクトは変わらないだろう。

Amazonより安かったり、なんらかの付加価値がないならば、

ディストリビューターはいらなくなってしまう。

 

 Amazonに卸した方が今よりもっと商品が売れるかもしれないが、

アムウェイはあえてそれをしない。

企業理念に反してしまうからだ。

アムウェイの心意気に、ディストリビューターはもっと感謝した方がいい。

なぜあえて素人に販促を託しているのか、大半のディストリビューター

わかっていないのだと思う。

全ての人にチャンスを与えているのだ。

にもかかわらず、

アムウェイの商品を売れるのは自分だけだ、

アムウェイの素晴らしい商品をこの私が勧めてあげている、

といった奢り高ぶった気持ちが相手に伝わり、

結果としてアムウェイの悪評が絶えないのだろうと僕は思う。

もちろん中には、本当に相手のことを考え、商品のことも徹底的に調べぬき、

常に価値を出すために学んでいるディストリビューターもいると思うし、

実際僕の周りにひとり、「この人に勧められたらぜひ買いたい」

と思う人はいる。

おそらくそういった優秀なディストリビューターはほんの一部で、

それが結果および収入に反映されているのだろう。

 

アムウェイのビジネスをやりにくくしているのは、

よくわかっていない世間の人が作り上げたネガティブな

イメージだけではない。

ディストリビューターがビジネスに対して本気で向き合っていないことが、

実は1番の原因ではないかと思っている。 

Amazonからでなくあなたから買いたいと人に思わせるレベルの

営業をしなければ、ディストリビューターとしての価値はないと思っている。

あなたから買うことでどんなメリットがあるのか、一度考えるべきだ。

誰にでも参入出来るビジネスというのは、それだけ競争も激しいのだ。 

 

こう考えると、僕はなんで安室さんから商品を買っているのか

わからなくなってしまった。