舛添さんの騒動について思うこと
今年は文春のスクープが世間を賑わせていますが、
今年も半分以上残っているので、
まだまだすごいのが出てきそうな予感がします。
で、最近は舛添さんが都民の税金で
別荘に通ったり色々としていたみたいで、
連日マスコミが騒いでいますね。
「都知事失格だ!」
「辞任しろ!!」
などなど、庶民の怒りは収まらないみたいです。
ニコ動世論調査で、舛添氏「辞任すべき」が76% (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
僕も、報道の内容が本当であれば舛添さんには
深く反省していただきたいですし、
彼を擁護する気も全くないんですが、
報道を受け取る我々はもう少し落ち着いた方が
いいと思うんですよね。
「舛添が○億円を不正に流用した」
こう見ると、舛添さんものすごい悪者ですね。笑
というか実際に本当なら悪いことなんで
反省すべきですが。
ただ、そういった枝葉の情報だけを見て
騒ぐのは早とちりにつながります。
僕は、マスコミはいわゆる枝葉の情報を故意に
誇張しすぎている気がしています。
その結果、情報リテラシーの低い一般庶民が
間違った方向に物事を捉えていると考えています。
なので、この記事でいわゆる「木を見て森を見ず」状態に
陥っている人々に対し、「森」を見せたいと思うのです。
まず、舛添さんは総額でいくらぐらい
税金を不正に使っちゃったんでしょうか?
下記の記事は個人の方がまとめたものなので
正確ではないかもしれないけれども、
主要な報道およびその金額はまとまっているので、
あながち的外れではないだろう。
金額の正確性はひとまずおいておき、というか
今後まだまだ出てくる可能性もあるので、
今日現在の不正流用の総額がざっくり4億円だとしよう。
「4億も税金勝手に使っちゃったの?とんでもない!」
こう思う人は多いだろうが、そういうあなたは
まだ森を見れていない。
4億というのはあくまで4億であり、
個人資産にすれば相当な額だという実感が持てるが、
税収で4億円なんて鼻くそみたいなものだ。
つまり、
どのような基準で物事を捉えるかで、
4億の価値は全く違ってくる。
話を戻そう。
東京都の税収についてはネットに公開されているが、
だいたい下記サイトの通り4000億円/年ぐらいといっていい。
26年度東京都予算案の概要/4 歳入の状況(一般会計)|東京都
少し古いデータだが、年ごとの変動はそこまで
考慮せずともよいと思う。
税収が4000億円で、舛添さんが4億円勝手に使っちゃいました。
小学生でも分かる計算だが、たかだか1000分の1程度だ。
これはつまり、年収1000万の人が、
「今年の給料去年より1万円少ないんだけど!マジあり得ない!!!」
とかいって顔を真っ赤にしながらブチ切れているのと同じなのだ。笑
金額にしたらその程度のことだ。
バカバカしいと思わないだろうか。
あなたの会社の部長がそんな感じで取り乱していたら
笑ってしまうでしょう。
ちょっと財布落としちゃったレベルの出来事に対して、
そこまで怒ることもないだろう。
ただ、規模はどうあれ報道が本当であれば、
舛添さんには深く反省してもらわなければならない。
悪い事をしたのだから。
ただ、過ぎたことはしょうがない。
彼が使ってしまった4億円を埋め合わせるためには、
都民ひとりあたりいくらに払えばいいのか
計算してみよう。
東京都の人口は約1300万人なので、
4億円をみんなで出し合ったら、
4億÷1300万で、
一人あたり約31円、という計算になる。
ほんのすこーし仕事頑張れば全然補填できるよ。笑
普通の会社に勤めている会社員が、ダラダラ1時間ぐらい
残業すれば余裕じゃん。笑
残業代の一部をみんなで東京都に収めれば済む話でしょ。
この程度のしょぼい話で連日盛り上がっているマスコミと
一般庶民に対して、呆れてものも言えなくなっているのが
僕の本音だ。
僕が望むのは、
•舛添さんが全部洗いざらい話すこと
•そのうえでふかーく反省してもらって続投
•ひとりあたり31円追加で税金払って一件落着
という感じだ。
なので、舛添さんが謝ったらもういいんじゃないかな、
とは思う。
みんな、しょうもないことで騒ぎすぎだよ。